ホワイトロータス3

「ホワイトロータス」あらすじ

出典：Max

みなさん、あの話題作『ホワイトロータス』シリーズの第3弾、ついに配信されましたよ！
1はハワイ、2はイタリア・シチリア、そして今回の『ホワイトロータス3』はタイが舞台です。
リゾートホテルに集まる人々の人間模様を描いたこのシリーズ、毎回「美しい景色」と「心の闇」のギャップが最高にゾクゾクするんですが、今回もその期待を裏切らないどころか、むしろパワーアップしてきました。
しかも今回は、“スピリチュアル”という新たなテーマが加わって、よりディープで、より不思議な雰囲気に仕上がっています。

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『ホワイトロータス3』とは？タイを舞台に描かれる“癒し”と“闇”の物語

『ホワイトロータス』シリーズ第3弾がついに登場！今回の舞台は、これまでのハワイ（S1）、シチリア（S2）からアジア・タイの高級リゾートへ。
仏教、瞑想、スピリチュアルな体験──。心を整えたい人々が集う楽園に、またしても問題を抱えた“訳ありゲスト”たちがまたも集結します。

本作の魅力は、美しいロケーションと緻密な人間ドラマとのコントラスト。見た目は非日常の癒し空間なのに、その内側では人間関係のドロドロが展開していきます。
リゾート地のきらびやかさが、人間の心の闇をより浮き彫りにする──それが『ホワイトロータス』流の皮肉であり魅力です。

さらに注目なのが、BLACKPINKのリサが出演している点。
タイ出身の彼女が登場するシーンでは、従業員としておもてなしの伝統舞踊をタイの煌びやかな伝統衣装を身につけて踊るシーンが印象的！
さすが、タイ出身の彼女がこの役を務めるからこそ妖艶な雰囲気も出ていて私は数回見直しました。笑

【ネタバレなし】『ホワイトロータス3』のここが面白い！

まず、映像美が圧巻です。タイの海、山、寺院、スパリゾート……見ているだけで旅行気分が味わえます。
でも、うっかり癒されそうになったその瞬間、登場人物たちのギスギスした関係性がじわりと不穏な空気を流し込んできます。

「なんでこんな素敵な場所で、こんな嫌な気分になるんだろう？」

この“ギャップの演出”が絶妙なんです。
また、一見ゆるい会話にも伏線が張られていて、後から「あれってそういうこと！？」と驚かされる場面も多数。
脚本の緻密さと編集のセンスが光り、静かな映像の中にじわじわと緊張感が積み上がっていく構成は見事の一言です。

『ホワイトロータス3』登場人物＆キャスト紹介｜タイのリゾートに集まる“心が空っぽの人々”

今回の『ホワイトロータス3』でも、クセの強い魅力的なキャラクターたちが続々登場します。

– ラトリフ家の5人
父親は一見成功者だが、家庭問題や会社の危機により自己嫌悪に悩み中、娘の希望でホワイトロータスへの旅行が決定。表面上は穏やかだが、内心では大きな葛藤を抱えている。家族はそれを知らない

– 年の差カップル
こんなかわいい子とこんなオッサン？と思うカップル、彼氏の方・・・何か闇を抱えているに違いない。

– ホテル近くに住む現地の年の差カップル
この旦那さん、シリーズ通してなかなかのキーパーソンなので要チェック！

– 中年女性3人組
女３人あればいろんな闇が出てくるフラグです。
　その中の一人、ハリウッド女優役でミシェル・モナハンが出演

– 従業員ムーク
BLACKPINKリサでおなじみ、ラリサ・マノバン

【ネタバレあり】考察｜『ホワイトロータス3』が描いた“偽りの再生”

このシーズンのテーマはずばり、“偽りの癒し”と“再生の失敗”。
登場人物たちは「過去を手放したい」「新しい自分になりたい」と言いながら、実際には癒されたフリをして、現実から目をそらし続けます。

瞑想、ヨガ、サウンドバス、ヒーリングセッション──それらが描かれるたびに、「本当にこれは癒しなのか？」という疑問が浮かび上がってきます。

そして、終盤に訪れる“死”は、これらすべての偽りを吹き飛ばすような重い現実として描かれます。
それは単なるショッキングな展開ではなく、「癒しきれなかった人間の末路」として機能しています。

『ホワイトロータス3』は、現代人が求めがちな「手軽な癒し」や「スピリチュアル消費」に対して、強烈なアイロニーを投げかけてくる作品です。

こんな人に『ホワイトロータス3』はおすすめ！

– リゾート気分を味わいながら人間ドラマを楽しみたい人
– 癒し系ではなく“皮肉な癒し”に惹かれる大人
– 人間の弱さや矛盾に興味がある人
– 伏線や構成の巧みなドラマが好きな人
– 海外ドラマの中でも、一味違う深みを感じたい人

逆に、テンポ重視のエンタメ作品や、共感できるキャラがいないと楽しめないという方には少しハードかもしれません。

まとめ｜『ホワイトロータス3』は“癒されたい大人”にこそ観てほしい

『ホワイトロータス3』は、ただのリゾートドラマではありません。
“癒し”という言葉の裏に潜む、人間の欲、孤独、承認欲求……そんなリアルな感情が巧みに描かれています。

観ていると、ふと自分のことを省みてしまう。
「自分も、何かから逃げたくて“癒されたこと”にしてるだけなんじゃないか？」

そんな問いを、そっと投げかけてくる作品です。
美しく、皮肉で、深い──。
『ホワイトロータス3』は、癒しを求めるすべての大人に観てほしい一本です。

【おまけ】『ホワイトロータス』シリーズ小ネタ

前にも書きましたが、実はこのドラマ、各シーズンに登場する“ロータス（蓮の花）”にも深い意味があります。
蓮は仏教的に“純粋さ”や“再生”の象徴とされる花。しかしこのシリーズでは、その美しさが逆に「皮肉」として機能しています。

つまり、「外見は美しいけど、中身はドロドロ」──これこそが『ホワイトロータス』の本質なのかもしれません。

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